Vocoflex は、「入力音声」を「ターゲットボイス」に変換します。
ターゲットボイスが1つもない時は、入力音声は変換されずそのまま出力されています。
まずは、変換後の声となるターゲットボイスを作成しましょう。
ターゲットボイスは、操作画面上に点やカーブとして表示されます。
複数のターゲットボイスを作成すると、声質が近いものが近くに配置されます。
ターゲットボイスの位置は自動的に調整され、移動させることはできません。
ターゲットボイスを作成するには、音声ファイルをインポートする方法と、ボイスジェネレーターで作成する方法があります。
10秒から20秒程度の歌唱データを用意し、Vocoflex にインポートします。
音声ファイルには WAV
、FLAC
、OGG
などのオーディオ形式が使用できます。
ターゲットボイスに最適な音声ファイルの詳細は、「音質向上のためのヒント」をご覧ください。
以下の方法でインポートできます。
音声ファイルの解析が終わると、ターゲットボイスは複数の点が線で繋がれたような状態で表示されます。
これらの点は、音声の開始から終了までを数秒ごとに区切ったものです。
歌の中で声は常に変化するため、声色の変化にともなってカーブも変化します。
ターゲットボイスの色はランダムに割り当てられ、声質と色相に相関関係はありません。
ボイスジェネレーターは、カラーピッカーのようなインターフェースで声を作り出すことができる機能です。
作成した声は16進数のカラーコードで表すことができ、次回起動したときや、異なる環境で起動したときでも、同じカラーコードを入力すれば同じ声を再現できます。
画面右のアイコンをクリックし、ボイスジェネレーターを起動します。
声を調整します。
カラーコードの手動入力は、すべての色が使えるわけではありません。
明るすぎる・暗すぎる色を入力すると近い色に調整されます。
ターゲットボイスをクリックし、ゴミ箱のアイコンをクリックします。